こんにちは、AIニュースアプリ Morning AI 開発者の矢野哲平です。この記事では Gemini Notebook(旧NotebookLM)を使いこなすためのコツを6つ紹介します。
NotebookLMがはじめての方は、先にNotebookLMとは?やNotebookLMの使い方と注意点を読んでもらうと全体像が掴みやすいと思います。
こんにちは、AIニュースアプリ Morning AI 開発者の矢野哲平です。この記事では Gemini Notebook(旧NotebookLM)を使いこなすためのコツを6つ紹介します。
NotebookLMがはじめての方は、先にNotebookLMとは?やNotebookLMの使い方と注意点を読んでもらうと全体像が掴みやすいと思います。
本題に入る前にひとつお知らせです。ちょうど先週、GoogleからNotebookLMという名称をGemini Notebookに変更するという発表がありました。
プロダクトの中身が変わったわけではなく、あくまで名前の変更です。この記事でも以降はGemini Notebookという名称で統一します。
Gemini Notebookを使っていくと、ノートブックの数がどんどん溜まっていきます。
少し復習すると、ノートブックは「一つのプロジェクトの塊」のようなものです。ユーザーはノートブックを作り、その中にファイルや情報を集約していく。そしてその内容に沿ってAIに質問できるようになります。
使い込むほどノートブックは50個、100個と増えていき、よく使うものとあまり使わないものに分かれてきます。よく使うノートブックほど効率よくアクセスしたい。そんなときはノートブックをページの上部に固定できます。
やり方は簡単です。
これだけです。地味に便利なので、ぜひ活用してみてください。
Gemini Notebookへのファイルの渡し方は、主に2つあります。
先に結論を言うと、基本的にはGoogleドライブから引っ張ってくる形に統一することをおすすめします。
なぜかというと、手元のパソコンからアップロードした場合、ファイルの最新情報を参照するのが難しいからです。
例えば、毎月の売上データをGemini Notebookに渡しているとします。月末になって売上データを手元のパソコンで更新しても、その更新はGemini Notebookには伝わりません。手元のパソコンとGemini Notebookのファイルは同期していないからです。
更新のたびに手動でアップロードし直す必要があり、これが地味に面倒になってきます。
一方、Googleのスプレッドシートで売上を管理し、Gemini Notebookからそのスプレッドシートを読み込む設定にしておけば、スプレッドシートを更新するたびに最新情報がGemini Notebookにも反映されます。
Google公式の説明を引用します。
Google ドライブからインポートしたソースは自動的に更新され、数分ごとに同期されます。
出典: Google ドライブのソースを管理する - Gemini Notebook ヘルプ
特に次のような人には、Googleドライブでのファイル管理をおすすめします。
ひとつだけ注意点があります。Googleドライブにあるどんなファイルでも取り込めるわけではありません。
私が確認した範囲では、Googleドライブ上の画像と動画はGemini Notebookに反映されませんでした。画像ファイルや動画ファイルを渡したい場合は、手元のパソコンからアップロードする必要があります。
一つのノートブックにファイルをどんどん追加していくと、ファイルが50個、100個と増えたときに「ノートブック内のソースをどう管理するか」という問題が出てきます。
ありがたいことに、Google側で機能が用意されています。アップロードしているソースが5個以上になると、画面に「自動で振り分け」という項目が出てきます。これをクリックすると、AIがソースを自動で振り分けてくれます。
例えば、あるプロジェクトのファイルを一つのノートブックに集約している場合、「会議資料」「競合調査」「市場調査」のようなラベルをAIが自動で付けてくれます。
もう一点、あわせて意識したいのが「参照するファイルをあえて絞る」というアプローチです。
Gemini Notebookは基本的に、アップロードしたファイルすべてを参照してAIと会話します。参照する情報が多くなるほどノイズが混じり、回答精度が落ちたり、ハルシネーションのリスクが高まったりします。
例えば「この前の会議でどんなことを話しましたっけ」と会議に関する質問をするとき、競合調査や市場調査の資料は不要ですよね。こうした場合は会議資料のファイルだけを参照させます。自動ラベルで振り分けておけば、ワンクリックで絞り込めます。
質問に関係する情報だけを渡すほうが回答精度は良くなる。これは普段のAIチャットと同じ理屈です。プロンプトと回答精度の関係についてはプロンプトの書き方と回答精度を上げるテクニックでも詳しく解説しています。
ファイルが10個程度なら気にする必要はありませんが、50個、100個と増えてきたら意識してみてください。
タイムリーな情報として、7月20日に「コレクション」という新機能が追加されました。ノートブックをさらにカテゴリーで分類できる機能です。
Gemini Notebookは一つのノートブックに資料を投げ込んで管理するスタイルですが、ノートブックが増えすぎて管理しづらいという声も出ていました。そこでGoogleは、ノートブック自体をフォルダ単位で整理できる機能を追加しました。
やり方は簡単です。
これでノートブックをフォルダ単位で管理できるようになります。
なお、GeminiアプリとNotebookLMの連携についてはGeminiアプリのNotebooks機能でも紹介しています。
Gemini Notebookでは基本的に、ユーザーがアップロードしたファイルをAIが参照します。ただ、使っていくとこう感じる人も多いはずです。「AIとやり取りする中で生まれた気づきやアイデアも、メモとして保存してAIに伝えたい」と。
テキストファイルに書いてアップロードする方法もありますが、そんな面倒なことをしなくても、Gemini Notebook上で直接メモを追加できます。
画面右側の下にある「メモを追加」をクリックすると、メモ帳のような画面が開きます。そこにアイデアや気づきを書けば、そのままGemini Notebookに渡せます。やるべきことやタスクリストを書いて渡すのもありです。メモ帳なので、アイデア次第でいろいろな使い方ができます。
最後は、足りない情報をAIに質問させるというアプローチです。これは「フリップドインタラクションパターン」というプロンプトテクニックの一つでもあります。
AIに指示をするとき、人間の指示の抜け漏れはよくあります。それをAIに逆質問させて情報を充実させるテクニックです。
タスクを遂行する前に、このタスクに必要な情報があれば私に質問してください。
情報が十分に揃ってから、タスクを遂行してください。
このテクニックはChatGPTやGeminiとチャットするときによく使われますが、実はGemini Notebookでも使えます。
私はこのような資料をあなたに提出しました。
このプロジェクトで、こういうことをやりたいです。
いま提出している資料で不足しているものがあれば教えてくれませんか?
私の方で揃えますので。
私のノートブックの例を紹介します。竹から1枚の板を製造する内容について資料をまとめ、Gemini Notebookに渡していました。ただ、竹から板を作るのは初めての経験で、どんな資料が足りないのか自分でも把握できていませんでした。
そこで「ここまで資料を集めました。反対に、この資料だけでは足りない情報や、あればもっと良くなる資料はありますか?」と質問しました。
するとGemini Notebookは「現状の資料は製造プロセス、強度、接着剤の試験結果を網羅しており、基礎的な理解には充実しています。一方で、より実用的に発展させるためには次のような資料が不足しています」と、足りない資料を列挙してくれました。
提出した資料をAIが全部把握し、達成したい目的に応じて不足を指摘してくれるわけです。
さらにAIはこう続けました。「不足している情報について、インターネット上で新たな資料を検索して追加することも可能です。数分かかりますがディープリサーチを行うこともできます。実行しましょうか?」
お願いすると、足りない資料をAIが集めてくれました。逆質問で不足を指摘してもらい、そのまま集めてもらう。こうした使い方もおすすめです。
Gemini Notebookを使いこなすコツを紹介しました。ポイントをまとめます。
いろいろ紹介しましたが、一番の近道は実際に触ってみること。そして業務の中に組み込んで使ってみることだと思います。活用のヒントはNotebookLMの活用アイデア6選にもまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
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